関西の桜の見頃はいつ?春をたのしむためのやさしい時期ガイド

花見の基本

春がおとずれる気配がしてくると、桜の時期が気になってきますね。
関西の桜は場所によって咲く日が違って、その少しのズレが旅を楽しくしてくれます。

「今年はどこに見に行こか」と、たもつさんと話すだけで、なんや楽しゅうなって。
地図をひらいて眺めているだけでも、ふわっと春の空気がしてくるんですよね。

この記事では関西の桜の見頃を中心に、府県ごとの傾向をやさしくまとめています。
ご夫婦で春を歩く日の計画にも、そっと役に立ってくれたら嬉しいです。

 

関西の桜の見頃は「3月下旬〜4月上旬」がめやす

関西の桜は、平年だと三月二十五日ごろにそっと花をひらき始めるんですよね。
そこから数日のあいだに街が色づいていって、三月の終わりから四月の初めに見頃を迎えます。

気温が高い都市部では、少し早めに咲くこともあって、思わぬ早春の景色に出会える日があります。
平野部は全体に開花が早くて、のどかな川沿いでは、三月末から一気に華やぐ場所も多いんです。
反対に山あいの地域では気温が低いぶん、満開が数日から一週間ほど遅れることもあります。

同じ関西でも、春の歩み方が場所ごとに違うのも、ええもんですね。
そのゆるやかな時間差が、春の旅のたのしみなんですよ。

春のお出かけを、もっと心地よくしたい日は、
《花見の服装(3月〜4月)》《花見の持ち物リスト(夫婦旅)》ものぞいてみてくださいね。
ちょっとした準備があるだけで、歩く時間がぐっと軽くなりますよ。

 

府県別|関西の桜の見頃カレンダー

関西の桜は府県ごとに見頃の時期が少しずつ違ってくるんですよね。
その差が、春の旅にやさしいリズムをつけてくれる気がします。

ここでは、主な地域の桜の時期をふんわりとまとめてみました。
気になる場所があれば、春のご予定を立てる参考にしてみてくださいね。

 

◆ 大阪(3/25〜4/3ごろ)

大阪は気温が高い影響で、比較的早めに色づき始める地域なんです。
大阪城公園をはじめ、川沿いの並木が一気に華やぐ日も多いですね。
造幣局のあたりは遅咲きも混ざるので、長く桜を楽しめるのも魅力のひとつです。

 

◆ 京都(3/26〜4/4ごろ)

京都の桜は、街を歩いているだけでも、ちいさな春の気配があちこちに漂うんですよね。
嵐山のあたりは山影との重なりが美しく、見頃が数日ずれることもあります。
平安神宮の周辺や哲学の道では、そぞろ歩きにぴったりの景色が続きますよ。

 

◆ 兵庫(3/28〜4/6ごろ)

兵庫は地域ごとの気温差が大きくて、海沿いと山あいで見頃が少し変わるんです。
夙川公園の桜並木は早めに華やいで、散歩するだけで心がほぐれていきますね。
王子動物園や姫路城のあたりでは、歴史ある景色と桜の組み合わせが印象的です。

 

◆ 奈良(目安:3/30〜4/8)

奈良は冷え込みが残る日も多いので、全体的に見頃がゆっくりめなんですよね。
寺社の境内に春が差し込む光は、奈良ならではの落ち着いた美しさがありますよ。

 

◆ 滋賀(目安:4/1〜4/10)

琵琶湖のまわりは風が冷とうて、開花が少し遅れる年もあります。
そのぶん、水辺に映る桜の景色がとても澄んで見えるんですよ。

 

◆ 和歌山(目安:3/20〜3/30)

紀南は気温が高いので、関西でもかなり早く咲き始める地域なんです。
海と桜がいっしょに見える場所も多くて、春の旅を軽やかにしてくれるんですよ。

 

行ってみたい場所が見つかったら、歩きやすさや駐車場の有無を基準に選ぶと安心ですよ。
春のおでかけが、もう少しだけ心地よくなります。
《桜スポットの選び方(歩きやすさ・駐車場)》

 

場所によって“咲くタイミングがずれる”理由

桜の咲く時期が少しずつ違うのは、場所ごとの気温や環境が影響しているんですよね。
そのやわらかな違いが、春の景色に奥行きをつくってくれるように思います。

ここでは、咲く時期が変わる主な理由をやさしくまとめてみました。
旅の計画を立てるときの小さな目安にしてもらえたらうれしいです。

 

◆ 標高の違い

山に向かうほど気温が下がるので、桜がゆっくりめに咲くことが多いんです。
吉野山のように標高で咲く時期が変わって、下から上へと順に楽しめる場所もありますよ。

 

◆ 水辺のスポット

川沿いや湖のそばは風が冷とうて、開花が少し遅れる年もあるんですよね。
そのぶん、水に映る桜の景色が逆さ桜になって、とても見映えがするんですよ。

 

◆ 桜の品種による差

桜は品種によって咲く時期が違って、その個性が春の色合いを豊かにしてくれます。
ソメイヨシノは一気に華やぎますが、山桜は葉と花が同時で落ち着いた雰囲気なんです。
枝垂れ桜はふんわり咲き進んで、見頃が少し長めになることもありますよ。

 

長く桜を楽しめる、関西の“早咲き・遅咲き”の傾向

関西の桜は、咲き始める時期が場所によってずれていくんですよね。
そのおかげで、春のあいだに何度も桜を楽しめるのがうれしいところです。

ここでは、早咲きと遅咲きのスポットを、時期のめやすといっしょにまとめました。
「次はどこ行こか」と旅の計画を立てるときの小さなヒントにしてみてくださいね。

 

◆ 早咲きスポット(3月中旬〜)

都市部や気温の高い地域では、三月の半ばから桜が色づき始める場所があります。
神戸市立森林植物園のように、品種の多いスポットでは、春の入口から少しずつ景色が変わっていきますよ。

陽ざしのやわらかい日をえらぶと、思いがけず早春の桜に出会えることもあります。
関西の中でも“春が早い場所”をめぐるのは、ちょっとした季節先取りの楽しさですね。

 

◆ 遅咲きスポット(4月中旬〜)

山あいの地域では気温が低く、四月のなかごろに満開を迎えるところが多いんです。
比叡山や原谷苑のように、標高のある場所では桜がゆっくり咲き進んで、深い春の景色が広がります。

遅咲きのスポットは人出が落ち着く時期でもあるので、のんびり歩きたい方にぴったり。
早咲きの場所とはまた違う趣があって、春の終わりまでしっかり楽しませてくれるんですよ。

 

春の一日を、気持ちよく過ごすために

春の空気がやわらぐ頃は、歩くだけで気持ちがほぐれていきますよね。
桜の見える景色も、その年ならではの色合いがあって、おもしろいものです。

服装を少し軽うしたり、早い時間に散歩へ出かけてみたり。
そんな小さな工夫だけでも、春の一日がぐっと過ごしやすくなるんですよ。

ゆっくり歩いて、気になった道にふっと寄り道して。
それだけで「今年の春って、ええなぁ」と感じてもらえると思います。

どうぞ、ご夫婦でのんびり春を味わいながら、関西の桜の景色を楽しんでいただけたら、うれしいです。

 

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